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rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第45章 undress yourself.



「ナ……ッ、はぁ…んぁ……こんな…!!ん…ひぁ……」

「ん、…ン……」


やはりナッシュにはばれている。
初対面、最悪だった出会いのことを――。
そこでされたことはもう喩えるまでもないこと……なかったことにはできないにしろ、相応に値するほど今は尽くされていたし、愛されている。

こうやって強引にされることを心から嫌っていない自分の性格もナッシュはよく理解しているということだろう。

引き裂かれた瞬間こそ驚いたけれど、結局彼女は、もう既に今を楽しみかけてもいた。

ベッドに乗りかかり、名無しを上から組み敷き、ねっとりとしたキスを交わす。
強引さの中に交えた愛情で女心を擽った。

いやらしい足を広げさせたあいだに割り込んだナッシュは、舌を絡ませ合いながら片手でベルトを外し、服も下着も生き急ぐようにずらした。


そして――。




「はぁ……ッ」

「狭いな…」

「っ……まだ挿れて…」

「ん?ああ……ベッドのことだ。勝手にそっちの話に持ってくんじゃねえよ…いやらしいヤツ」

「ッ……!んん…」

「ちゅ…チュ―――…そんなにもう欲しいのかよ…名無し。おまえの好い場所……まだ全部舐めたわけでもねえのによ」

「も……だってナッシュ、が……――!!あ…」

「っ……フ…、挿入ったな…」

「――……ッ」


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