• テキストサイズ

rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第41章 tryst in a...



「ナッシュ…?……!」


「……」


名無しは自分の震える足腰に限界を感じており、よろけまいと必死に立位を保っていた。

ナッシュとの一時の別れがいよいよ訪れて、けれど抱かれた直後だというのに、上手く切なさを拭えず戸惑う。


行かないでという一言は、いやらしく言葉を違えさせた問い方を。

そのぽろりと漏らした本音は見上げながら……。

ナッシュにとって、それは潤んだ瞳で、甘えた仔猫のように映っていた。


下半身を白濁で乱されなおも身悶え続ける彼女を前に、名無しをひとり部屋に置いて行くことは、いまのナッシュには出来なかった。


/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp