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rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第41章 tryst in a...



「……っ」

「!おい……どうし…ッ!!ン……」


このときの自分の思慮の浅さには自信があった。
なんて誇れない自信だろうか…それでもよかった。

たった一時間余り。
告げられたそんな時間さえ、今、離れたくないと思ってしまったから。

名無しは、ナッシュが部屋から出て行く為の扉に手を伸ばす直前、意を決して彼の背にもたれ込んだ。

背伸びをして、振り向いたナッシュの唇に口付けたことに、後悔する筈もなく―――。


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