rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第37章 his affection to lover
「・・・ッ・・なに・・?!」
「だから・・・純情ぶってんじゃねえよ・・耳、また赤くなってるぜ?もう寒さの所為じゃねえよなァ?」
「っ・・・!んん・・ッ、ちゅ・・・」
「ん・・・名無し・・」
「ッ・・・ひぁ・・」
半透明の軟らかなボトルを握るナッシュの手。
その手首を捻ると、中の液体は重力に従い、口部よりとろりと糸を引くように垂れ流れた。
言葉にするまでもなく、名無しにもそれが何かなど、目にした瞬間分かっていた。
けれど、分かっていても実際目にしたのは初めてだったゆえに、その場での反応は戸惑う以外できなかった。
名無しは湯船に浸かっていない胸部の上、鎖骨あたりにそれをかけられると、その冷ややかな感触に、気の抜けつつも艶を含んだ声を漏らした。
「や・・汚れ・・・」
「おまえ・・此処でヤる度にソレ言ってるぜ。汚れて当然だろうが」
「ッ・・・ん・・っ」
「なあ・・・気持ちいいだろう?」
「!・・・あ・・」