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rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第30章 rain of fondnessⅩ-5



「・・っ・・・、知ってる・・分かるもん・・・ナッシュの。あたまのなか・・・、そればっかり・・ッ。私もそうだから・・・」


「ッ・・・ハ・・。自惚れだな・・、けどイラつくぜ・・・当たってやがる。ん――」




事後の名残と、キスの余韻を引き摺ったまま綺麗に流されたそれぞれの身体。

その後戻った寝室へは、どうせまた、すぐに脱ぐことになるであろうローブを羽織りながら・・・。


開封されないままだったもう一本のボトルはすっかりぬるくなりきっており、機を逃したそれは結局手を付けられないまま、その日に本来の役目を果たすことは最後までなかった。






rain of fondness10

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