• テキストサイズ

rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第1章 rain of fondness



『あ・・・?』

『だから・・・っ――ナッシュの部屋で話してたことだよ・・・聞いてたでしょ・・?あの・・・ッ、あのとき・・』

『・・・十日って言ってなかったか・・?』

『そうなんだけど・・・。結局少し伸びたの・・・・だから、その・・・ごめん・・そのあいだは・・・』

『フッ・・・おいおい・・、謝る必要なんてねえだろ・・・。オレがおまえを縛る理由なんざ、何処にもねえよ』

『ッ・・・・』


そういうときだけ突き放すようなことを言わないで欲しい。

名無しが口に出来なかった想いがそれだ。

散々縛って、身体から心まで、考えないことがないほどに仕込んできたくせに。


『まあいい・・・要は二週間分、今抱けば問題ねえ・・そういうことだろう?』

『ちが・・・』

『ハッ・・・なんだそのカオ・・・図星か?』

『・・・・っ』

『それとも・・・ん・・、いつも通りだと、オレが痺れを切らして他の女と寝るとでも思ってるのか?』

『!な・・・ッ、・・んん』

『違うとは言わせねえよ・・・顔にそう書いてある・・』

『・・・――ッ・・』
/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp