rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第27章 rain of fondnessⅩ-2
「ン・・・。――・・・気持ち好かったか?」
「!ッ・・、・・・ナ・・」
最初に抱いた時もそうだった。
まあ、それをぼんやりと思い出したのは、芽に吸い付いた途中からのことだったのだけれど。
名無しは初めて抱かれたとき、不意に膣をきゅっとさせ、その快感に声高に喘ぎ、悶えて、ナッシュによって恥辱に塗れながら絶頂を味わわされていた。
目に見える部位を刺激される前に、そこで達く前に・・・だ。
中で頭を真っ白にさせられたことは彼女にとって、それは到底喩え難いほどに、屈辱でしかない出来事だったであろう。
組み敷かれ、追い込まれて、どうしようもなかったくせに。
語気を強め、自らの甘い囁きを跳ね除けてまでまさか抗った名無しには、自分がどんなに優勢でも思わず逆上もした。
ナッシュはそのとき、胸中で理性の糸を自ら一本引きちぎって、そのまま彼女を最後まで犯した。
「もう何度もイカせてやってる筈なのにな・・・またあっさりこんな・・・ぴくぴくさせやがって。まったくおまえは・・・」
「・・?ナッシュ・・ッ――」
「好きだろう・・?いやらしい声出して、ちょっと舐め回すだけですぐイッちまう。・・イッたところでオレがふざけて舐め続けようが、満更でもねえカオでおまえはずっと感じて・・・オレを欲しがる」
「ッ・・・」