• テキストサイズ

rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第27章 rain of fondnessⅩ-2



「・・・やめるか?」

「!・・・やだ・・、ナッシュ・・ッ、あ・・・」

「ふ・・・、だよな。その・・・もう気持ち好くなりたくてたまんねえ・・って面、・・・オレの好きなカオだ。ちゃんと座ってろよ――・・イカせてやる」

「!!ッ・・・」


湯が汚れるからといいわけしたことも、唇を窄めることをやめてほしいと言ったことも、何もかもが全て建前だった。

まつろわぬままだった想い、その筈の名無しがいつのまにか欲情させられ、手のひらを反すように、表情を以って見せつけた移ろう本心。

気持ちの変化により最後には求めた本当の願いなど、ナッシュに好くしてもらいたいと思うこと以外、彼女にはなかった。


/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp