rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第26章 rain of fondnessⅩ
「っ・・・ナッシュ・・そんなに見・・・」
「いやらしいな・・・またこんなヒクヒクさせて、オレを待ってやがる」
「・・ッ・・・」
「そうだよなァ?名無し・・・ん」
「!!あ――・・・ッ」
壁際に居た名無しに出来ることといえば、せいぜいその壁に背をひたりとつけることくらいだった。
気持ちを動かされて、受け入れると決めた以上、ナッシュも既にその気で名無しと向き合っている。
これからまた、どうやって抱かれるのか・・・。
そわそわと頬の赤らむ困り顔でナッシュを見下ろした名無しは早速、彼の所作に驚き、湯船を激しく再び片足で揺らした。