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神威の巫女【刀剣乱舞】R18

第15章 情欲と理性の間で 一期一振※執筆中


彼女の想定外な反応に、魔が刺してしまったかのようだ。
一期一振は己を心から恥じた。
そして、己の気持ちを悟られないように、思いつく限りの言い訳を並べる。

「え……冗談?」

「そうですよ。本気にしましたか?私にとって貴女は、護るべき主です。それに、貴女の見た目は弟たちとそう変わらないですし、この世に長く存在してきた私に比べれば……幼子のようなもの」

「お、幼子って……」

一期一振は声が震えていることを悟られないよう、早口でそう言った。
極力表情を変えないよう、淡々とした口調で。

「幼子でも、女人の貴女に劣情を抱くものもいるでしょう。今後はより一層、無防備に男の元に行かれませんように」

「…………」

言葉が過ぎたというのは、一期一振自身、充分自覚している。
ひゅうがは目を見張り、明らかに傷付いた表情をしていた。

「話はこれで終わりです。私は着替えますので、主はお部屋にお戻り下さい」

「…………わかりました」

ひゅうがの態度、口調が変わった。
きっと、一線をひかれたのだろう。

一期一振はひゅうがの手を引こうとするが、彼女は一期一振の手をとろうとはしなかった。

そして、ピシャリと障子を閉め、一期一振の部屋から出ていった。

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