第2章 初期刀 加州清光②※R18
「あの……加州?」
ひゅうがを見つめ、加州はそっと彼女の頰に触れる。
「俺が言ったこと、意味わかってないでしょ?」
「え……意味って」
戸惑いながら加州を見るひゅうが。
加州は彼女の顎を上に逸らすと、噛みつくように口付けた。
「…………っ」
加州はひゅうがの唇を吸っては甘噛みし、熱い舌を何度も彼女のと絡ませる。
逃げようとすれば、さらに舌を深く絡められ、その度にくちゅくちゅと卑猥な音が漏れる。
男女の営み以前に、口付けすらしたことないひゅうがにとっては、ただ加州にされるがまま。
ひゅうがの身体に甘くゾクゾクとした痺れが駆けていく。
何度目かの口付けの後、加州は寝間着の上からひゅうがの乳房を包み込む。
その手の温もりに、ひゅうがは身体を強張らせた。
「来たらダメって言うのは、こういうことだよ」
ひゅうがの耳元で囁くと、その手がゆっくりと動く。
「加州っ、待って……ぁっ」
布ごしに胸の突起に触れると、ひゅうがから甘い声が漏れる。
その声に気を良くした加州はさらに、くるくると円を描くように指先で弄ると、もっと触れて欲しいと言わんばかりに、ツンと硬く尖らせていく。
「ねぇ、ここ……さっきより硬くなってきたね」
きゅっと軽く摘まみ上げられ、ひゅうがは身体をびくんと小さく震わせた。
「ぁ……か、加州……」
「ダメ、主……今は清光って、二人きりの時は清光って呼んで?」
清光が再びひゅうがに口付けると、舌を絡ませながら乳房を揉みしだく。
優しく円を描くようにしては、荒くギュッと掴みあげる。
その手は熱く、ひゅうがの身体の芯をも熱くさせていく。
初めての感覚にひゅうがは戸惑うが、次第に清光を受け入れ、自分から清光に縋り付いた。