第1章 ∞ black eight
( 横side )
春香 平気なんか?
めっちゃ緊張してるやんか
渋「村山さんじゃなくて
春香って呼んでもええか?」
「ど、どうぞ」
安「はるるん」
「はい?」
安「最近な、横ちょの雰囲気
柔らかくなっとるんよ」
「そうなんですか?」
安「おん」
柔らかくなったんか
自分ではそう思わんけどな
丸「それ、僕も思っとった」
「そうですか? でも、
わたしが侯くんを癒せてるのなら
ほんとに嬉しい…です
侯くんに出会うまで
自信が持てなかったから」
丸「でも、春香は
素敵な女性やで」
「…ありがとう」
安「横ちょ はるるんの前だと
どないな感じになるん?」
「あんまり変わらないと思いますよ
甘やかしてくれたり…
あ、運転してるところ
カッコイイんですよ」
渋「なんや、自分ヨコに
ベタ惚れやな」
すばる、にやにやせんといて
恥ずいやんか
安「はるるんかわええな♡
めっちゃ女の子の顔してるで」
「なんですかそれ」
丸「あ、春香ちゃんやっと笑った」
安「おん、やっぱり女の子は
笑った顔のほうがええで」
「ヤス、春香口説くの禁止や」
安「口説いてへんよ」
丸「裕ちん 嫉妬ですか?」
「嫉妬ちゃう」