第2章 しゃぼん玉
「んっ!!! んうぅ!!!」
「夏希、もっと舌動かして?」
ハルの腰を押し返そうと力を入れるが、ビクともしない。
ハルのリズムで出入りを繰り返すソレ。
先端からは先走りなのか、ヌメヌメとした何かが口内に溢れかえる。
時折喉元に当たり嗚咽が漏れるがハルは気にせず前後に動き続けている。
もう、嫌だ────。
俺の瞳からは、自然と涙が溢れ出した。
「夏希、キレイだよ……」
「うっ……んっ……ぐっ……」
ハルは俺の頬を伝う涙を拭いとり、そのまま自分の口元へ運んだ。
「美味しい……♪」
指を咥えるハルの姿をみて、不覚にも美しいなんて思っていると、口内のソレの大きさが増した気がした。
「夏希……凄く気持ちい……」
頭を抑えるハルの手には更に力が加わり、動きも早くなる。
「ふぐっ!!! んんんっ!!!」
ハルが何をしようとしているのか理解した俺は、ソレを阻止しようと押し返すがやはりビクともしない。
そしてハルの動きは更に早くなり、俺の喉に入っているのではと思う程深く突き刺さり、ビクビクと脈打ちながら精を吐き出した。
俺の喉は送り込まれるソレをただただ飲み込む事しか出来なかった。