第4章 秘密の特訓
澤「ーーー明日の放課後は青城との練習試合だ。朝練の時最終確認するから、そのつもりで。じゃあ今日はこれで解散!挨拶!!」
「「「「あざした!!」」」」
ぞろぞろと体育館から出ていく。
菅「あれ?香今日は着替えて帰んないの?」
『はい。この後予定あって急ぐんです』
澤「珍しいな」
『そうですかー?』
そんなこと言ってたらスマホが鳴る。
ディスプレーを見ると、夕の名前。
『わ!ごめんなさい、お先失礼します!』
菅「お、おう」
『もしもーし、ごめんすぐ行く!待ってて』
〔おう、急ぐのはいーけどよ、転ぶなよ〕
『コロビマセーン!』
シューズを変えて、パタパタと校門へ向かう。
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菅「なぁ、大地…電話の相手 男だったよな?」
澤「あぁ…兄貴とかじゃないのか…?」
菅「かなあ…明日さりげなく聞いてみるべ」
澤「おう」