第4章 秘密の特訓
『ちょっと待ってください!セッターは…』
菅「いいじゃないか。こんなチャンス、そう無いだろ」
龍「烏野の正セッター、スガさんじゃないスか!」
『そうですよ!』
菅「……俺は…俺は、日向と影山のあの攻撃が、4強相手にどのぐらい通用するのか、見てみたい」
『スガ先輩…』
澤村先輩はスガ先輩と龍とわたしを見てうん、と頷く。
澤「…先生、詳細お願いします」
武「日程は急なんだけど、来週の火曜。土日はもう、他の練習試合で埋まってるんだって。短い時間だから、1ゲームだけ。学校のバス借りて…」
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『ーーということで、青城と練習試合が決まったよ』
夕「そうか…スガさんがそれでいいならいんだけどよー…」
『そこだよね、気になるところはさ。』
夕「ま、何とかなるだろ!あー!!!俺も試合してーーー!!!」
『夕は我慢だ我慢!!!ちゃんとどんな感じだったか教えたげるからね!』
夕「頼んだぜ、香!』
ニカッと笑う夕を見て、わたしはうんと頷いた。