第2章 最強の味方
山「あの…」
『ん?』
山「せんぱ…「名前なんていうんですか?」
山「あー!ツッキー!!」
蛍「うるさい、山口」
山口くんの声を遮って月島くんが聞く。
『あ、ごめん。まだだったね!わたしは神山香、2年。マネージャーしてます。よろしく』
ニッと笑い握手を求めると、スッと手を握ってくれた。
『そういえば月島くんってさ、名前キレイよね。』
蛍「え?言いましたっけ?」
『あ。入部届け確認してるから。ほたるって書いて“けい”って読むんでしょ?素敵な名前だよね』
わたしがそういうと、なぜか山口くんがドヤ顔する。
なぜ。
一方月島くんは驚いた表情を見せた。