第7章 守護神とエース

キュッ…

ドガガッ

ブロックによってボールを返される。

『夕…っ！！』

その声と同時に夕がボールを上げた。
そして旭先輩に向かって気持ちと声をぶつける。

夕「もう一回…っトスを呼んでくれ！！エース！！！」

旭「ーーーっ！」



夕の言葉で旭先輩の目の色が変わったように見えたーーー



夕「カバー！！」

菅「オーライ！」

ボールの真下で落ちてくるのを待つスガ先輩。
その目はなんだか迷っているような目で。
わたしは咄嗟に叫んだ。

『スガ先輩！！もう一回！！！』

菅「ーーーっ！」

旭先輩はこっちを見て、わたしに頷く。