第7章 守護神とエース
変人速攻が決まる。
それを旭先輩はじっと眺めていた。
その表情は堅いもので。
龍「ナイス日向!!」
影「日向!次サーブ!!」
バタバタと、日向が走っていく音がする。
旭「…思うよ」
夕がパッと旭先輩を見る。
わたしも同じように旭先輩に目を向けた。
旭「………何回ブロックにぶつかっても」
旭先輩は相手チームを見据えて言う。
旭「もう一回、打ちたいと思うよ」
『!』
夕「……それならいいです。それが聞ければ十分です」
笛がなる。
サーブが打たれて島田さんが受ける。
そして旭先輩にボールが上がった。