第7章 守護神とエース
烏「なんだ遅刻か?!ナメめてんのか!ポジションどこだ!!」
旭「あっ、えっ、WS…」
烏「人足んねえんだ。さっさとアップとってこっち入れ!!すぐ!!!」
旭「ーーーっ」
制服ではなくジャージを着てる姿を見て、あのときの力たちを思い出す。
戻る気持ちがあるからジャージなんだ。
わたしは嬉しくなって背中を押す。
『旭先輩、ほーら!!!』
旭「わっ…!」
入り口まで背中を押していく。
そして旭先輩はシューズを手に体育館に入った。
わたしはその姿を見送って籠を持ち直し、水道に足を運んだ。