第6章 威嚇祭り
徹「…あのー…」
おずおずと及川さんが間に入ってきてハッとなる。
そして、後ろから感じる視線に気づく。
蛍「香さん、説明」
『あっと、えーっと…どこから?』
蛍「全部。お礼って何?そんでこの人とはどんな関係?…なんですか」
『え、抱きしめられたのはただのセクハラでしょ?』
徹「えー!香ちゃんひどい!」
『この人…えっとー岩…』
岩「岩泉一な。」
『あー!だから岩ちゃん!…っと、岩泉さんに昨日助けてもらったの。まさか青城だって知らなくて、今改めて気付いた』
蛍「ふぅん」
澤「ま、兎にも角にも…」
そう言ってずいっとわたしの前に大地先輩が出てきて、わたしを背中に隠すような素振りをする。