第6章 威嚇祭り
『おいか「クソ川ーーー!!!!てめー何やってんだ、離れろクソ川!!!!」
ゴスンッと鈍い音が聞こえる。
徹「あいたーーー!いたいよぉー!!!」
その声とともにわたしは解放されてほっと息をつく。
「悪かったな、大丈夫だったか?」
『は…はい、ありが……あ!!!』
顔を上げると、昨日会った“岩ちゃん”さん。
『岩ちゃん…さん!』
岩「…何だ、その呼び方は…ってか気付いてなかったのか?」
『や、試合中似てる人がいるなーってくらいにしか…』
岩「“また”って言ったろ?」
『…そういえば!』
わたしがそう言うと、岩ちゃんさんがくすりと笑う。