第6章 威嚇祭り
澤「…神山、何泣いてんだ?」
澤村先輩がポンと頭に手を乗せる。
『武田先生の…感動して…おもわず』
澤「大変だなぁ。笑ったり泣いたり…ほら、これ使え」
そう言って澤村先輩はタオルを頭に被せてくれた。
その優しさがすごく嬉しくて顔がほころぶ。
龍「だいちさーーーん!」
『へへ…ありがとございます、大地先輩』
思わず龍につられ、そう呼んでしまい顔を見上げると、澤村先輩は一瞬驚いた顔をしたと思ったら嬉しそうな顔になる。
澤「ーーっ…どういたしまして」
その顔が何か可愛くて、これから大地先輩って呼ぼう…なんて心の中で決めてみたりした。