第2章 〜始まりの出会い〜
信長『ほぉ……。』
信長は多少驚いたのか、一言発して僕をみた。
僕は見つめ返す。絶対、目は逸らさない。
秀吉『馬鹿なことを言うな。
伊達家当主は、そこにいる政宗だ。』
ほら、秀吉は直ぐ怒る。今回は少し声抑えてるけど。
政宗は……
政宗『っふ、やっぱり伊達なんじゃねぇか。』
何故か嬉しそうにしていた。
何で?そんなに嬉しそうなんだよ……。
信長『ふむ、名を朝日と言ったな。』
『はい、そうです。
朝日といいます。』
もう一度、頭を下げて信長を見つめた。
否、そうする他なかった。
信長『貴様は前に500年先の未来から来たと言ったな。
どうやってきた?』
『詳しくは分かりませんが
僕は乗馬をしていて、落馬しそうになったところ此処にいました。
恐らく、それが原因かと。』
信長『乗馬か、どれのくらいできる。』
『早駆けはまぁまぁできます。
後、父が弓をやっていたので多少、弓を射ることはできます。』
政宗『へぇ、お前弓もできたのか?』
『はい、剣術、弓術、馬術、と色々なことを教えられました。
織田家と同盟組み、恥にならぬようにと。』
秀吉『じゃあ、お前が500年先から来たってことは……。』
『事実です。
ならば、僕の服を今1度見せて差し上げましょう。』
その場で着物を脱ぎ、中に着ていた服を見せた。
案の定、信長達は珍しいものをみて釘付けになってる。
信長『ほぉ、このような服は南蛮でも見たことがないな。
他に証拠となるものはあるか?』
『……。
どうぞ。』
今の時代にはない、リュック、帽子、ネックレス、リストバンド、スマホ、その他……。etc…。
これで信じなければおかしいだろう。
政宗『これは……。
頭に被るのか?』
『そうです。
こうやって……。』
傍に寄って、被せてあげた。
政宗は何故か後ずさった。