第2章 〜始まりの出会い〜
僅か数刻で安土城に着いた。
政宗『朝日、着いたぞ。
起きろよ』
頬を軽く叩いて起こしてやる。
そうしないと起きなさそうだ。
『……ん、ぅ……?
なに……?眠いんだけど。』
家康『呑気に寝てられるアンタって馬鹿なの?
それとも阿呆なだけ?』
『それ、どっちも馬鹿にしてるから。
家康さんより、僕の方素直だし。』
家康『っ、アンタ……。』
おぉ、怖い。
怒ってるのかな?
政宗『さぁ、入るぞ。』
ギィ……(門が開く)
??『政宗様、家康様。
お帰りなさい、お待ちしてました。』
ニコリと笑う藤色の着物きた人。
政宗『あぁ、今帰った。
三成、馬のこと頼んでもいいか?』
三成『はい、お任せ下さい!
家康様はどうしますか?』
家康『別に、自分の馬くらい自分でやる』
三成『家康様は、馬を大切にしてるんですね!』
家康『黙れ三成。』
その光景を後ろでボーッとみてる 朝日はまだ寝惚けてる。
政宗『いい加減起きろよ。
中に入ったら、着替えてこいよ。』
『僕に着替えなどない。
あ、でもあるか……。』
現代のものなら、着替えがある。
乗馬の最中だったのに、僕のリュックだけはあった。
政宗『さぁ、早く着替えてこい』
『うるさいな、着替えてきますよ。』
城の中に入り、女中の人に案内をされて部屋に行く。
一応、 伊達家当主だったから、着付けくらいはまぁ……。
『はぁ……。苦しい。
しかも、男のものじゃん。腹立つな……。』
ちゃんと着物の中には現代の服を着ましたよ。
動きにくくなるけど、別に……。
政宗『おーい、着替えたか?』
ガラッ(襖を開け)
『返事してない、開けないでください。政宗さん。』
政宗『まぁ、気にするな!
信長様のところ行くぞ』
『何度も言わなくてもわかったってば……。』
手を引かれて連れていかれた。