第11章 最初は政宗から?
『えーと、こうやって、こう?』
政宗『できたか?』
『ん、できました!
どうですか?政宗さん』
政宗『ちょっと食わせろよ』
そういって、つまみ食いする政宗。
ドキドキしながら待ってみる
政宗『サッパリしてる、美味いな。』
『本当ですか!?』
政宗『でも、一人分しか……』
『あ、いいんです!
僕、食べれないので』
政宗『苦手なのか?』
『まぁ、はい。
食べると具合悪くなっちゃうので……』
政宗『そうなのか?
家康にみてもらうか?』
『持病みたいなものなので大丈夫です。』
早く食べましょう!と声をかけて
僕と政宗は部屋に向かって
『着いた、さぁさぁ!
部屋にお入りください。政宗さん。』
政宗『邪魔する。』
『どうぞ〜』
ご飯をおいて向かいあわせで座る
政宗『食うか。』『食べましょうか。』
『また一緒に言いましたね!』
政宗『そうだな』
クスクスと笑い合う僕と政宗
手を合わせて食べ始める
『ん、焼き魚美味しいですね』
政宗『俺が焼いたからな』
『流石、政宗さん』
にこにこしながら、昼餉を食べる
政宗もつられるように笑っている