第11章 最初は政宗から？

『ただいま！政宗さん！』


政宗『おう、お帰り。
漆、お前朝日を連れまわしてたのか？』


『ふふ、連れ回してないです。
僕が乗りたいといったんですよ？』


政宗『いや、此奴も案外隅に置けない奴か？』


『まさか、ご冗談を！』


政宗『あぁ、冗談だ』





それを聞いて、ちょっとムッとした。
揺蕩われた、政宗さんに






『なっ！
揺蕩いましたね！』


政宗『くく、そう怒るなよ』





そういって、ぽんっ。と漆を撫でた
あ、そういえば…






『馬上の上から、お話を失礼しました！
今、降ります！』





慌てて降りようとすれば





政宗『いい、気にすんな。
俺が今から乗る』


『いいのですか？』


政宗『どうせ、もう城に戻らないといけないしな。』


『そっか！
もうそろそろ、ですもんね！』


政宗『じゃあ、帰るぞ』


『わかりました！』






この後は、政宗と2人で漆に乗り
早駆けをして、安土城に戻った


秀吉に怒られたのは言うまでもない……