第9章 他の皆様にも正体を明かさないとダメだよね?
『ふわぁ、夕餉、とても美味しいです。』
自然と瞼が堕ちてくる
とても、眠たい……
『政宗さん、もう眠たいです…。』
政宗『部屋に戻るか?』
『やです、独りで寝るのは……』
とても、怖い。
今はとても、怖いんだ……。
政宗『お前、震えているぞ?
本当に大丈夫か?』
『大丈夫、ですよ〜……?
ちょっと、安心したら……』
家康『ちょっと、あんたもしかして……』
スッ……と、僕の額に手を当てる家康
手の冷たさが気持ちいい…
家康『はぁ……。
背中の痛みと、緊張しすぎたせいで
発熱が起きてる……。』
無理しすぎ、という家康
どうりで直ぐ眠たくなる
『熱ですか…、寝てれば治る……から……。』
ギュッと政宗の袖を握り
寄り掛かる
政宗『重症だな、俺の部屋で寝かせてもいいか?』
家康『俺は普通に自室に戻らせて寝かせた方がいいと思いますけど…』
仕方ないので、政宗さんの部屋で……。と
決める家康。
熱で思考が回らない……
どうしよう……