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【イケメン戦国】僕は恋なんてしない!

第7章 秀吉と稽古



湯浴み、着いた……!
秀吉は……?



『まだ、来ていない
大丈夫、まだ来ない。』




しゅる、と髪の結を解き
湯へと向かう




『あつ、入れるか?』



湯帷子を着てるから、じわじわくるんだよなぁ。
徐々に温まるからいいか。




『っ、ぅ〜……』




傷に障る、それくらい痛い
でも、大丈夫。痛くない。
頬に比べれば……




『そういえば、頬の傷……
家康さんの薬塗ってから痛みが……』




全然ない、寧ろ治ってる?
凄いなぁ




『そろそろ、秀吉さん来る頃かな。
上がろう』




湯帷子を脱いで、浴衣へ着替える
袴は別に、稽古じゃないし……




『特に動くこともないでしょう。』




そう思い、自室へ向かおうと
出た瞬間、秀吉と会う




秀吉『早いな、もう済んだのか?』


『はい、ゆるりと入ったので』


秀吉『そうか、後でお前の部屋に行く』


『何故? 理由はありますか?』


秀吉『さっき、受身を取っている時に顔をしかめただろ。
背に傷でもできているかと思ってな』


『背に傷などできていません。
問題ありません。』




バレたくなくて、嘘をつく
女子とバレたら……




秀吉『嘘つくな、昨日泣いてた時に
背に……って、言ってただろ』


『そんなこと、いいましたか?』


秀吉『あぁ、いった。』






引き下がる様子はない。
受け入れるか




『わかりました。
お待ちしてますね』


秀吉『あぁ、直ぐに行く』




そういって、秀吉は湯浴みへいった
僕は大人しく部屋へ戻った



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