第6章 城内散歩
『誰も、いないよね?』
キョロキョロと周りを見渡して
台所を通り越して、外の井戸へ
『髪も乾いてきたし、大丈夫。
これで足を拭こう』
クルクルと滑車を回して水を組み
手拭いに水をかけた
『ん、つめた……
足を拭いたら気持ちよさそう』
ある程度、水を含ませた手拭いを絞って
台所へと向かう
『ふぅ、此処に座って足を拭けば……』
ほら、綺麗になった。
もう、用が済んでしまったなぁ……
『部屋に戻ろうか…』
折角だけど、信長にも部屋に戻るよう言われていたし、蒼ちゃんにも心配かけちゃうからね!
『戻ったら寝ないと!』
忍び足で僕は部屋へと戻った