第4章 政宗と城下へ
ふふん!明日は秀吉から直々の稽古だ!
何を仕掛けてくるかな?
ちょーっとだけ、楽しみなんだよね
『明日は、秀吉さーんと稽古する〜!
鍛えられるのたっのしみー!
名に恥じぬよう、頑張るぞ〜!』
僕にしては低めの声で、即興で歌った。
ほら、楽しみなことあると、口ずさみたくなるからね!
家康『ねぇ、何してるの。』
『おや、家康さん。
何って、秀吉さんの説教から逃れたところですよ?』
家康『あっそ、その歌なに?
聴いたことない。』
『今のですか?
何となく思い浮かんだので、口ずさんだだけ。』
家康『へぇ、そう。
案外、上手いんじゃないの。』
『ん?最後なんて……?』
家康『何でもない、暇なら庭でも散歩してたら』
『はーい、わかりました。』
家康は、いつも最後は小声でいうからわからない。
なんていってるんだろう?
『ふぅ、つっかれたー』
信長『朝日か、何をしている』
『信長様じゃないですか〜、どうなされました?』
信長『俺の質問を返すな、何をしていると聞いている』
『えーと、散歩?です。』
曖昧に答えてしまったのが運の尽き
信長がニヤリと口角をあげた
信長『暇ということだな、ならば俺から稽古をつけてやろう。』
『えー……と、明日秀吉さんと稽古をする予定が…』
信長『明日は明日だ。
今は俺に付き合ってもらおう』
ひぇ〜、やっちゃった。
仕方ないか、相手が信長だからね。
稽古つけてもらえるのも悪くない
『はっ!
信長様の命ならば、頼みましょう。』
深くお辞儀をして、頭をあげ
信長に着替えたら稽古場へといわれた