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【イケメン戦国】僕は恋なんてしない!

第4章 政宗と城下へ



『はぁ〜、食べましたねぇ。
団子なんて、久々に食べました』


政宗『俺も久々に食べた。
美味いもんだな』


『そうですね、美味しかったです。
食に関する感謝の気持ちが表れてるのでしょう』


政宗『そうだ、全ての食べ物には感謝の気持ちを持たなきゃなんねぇ。』


『ふふ、御先祖様のその思い、僕の代までも
末永く受け継がれていますよ。』


政宗『ふ、そうか。
俺も、父上から教わった……。』



不意に遠い目をして、政宗は考え込むように
暫く遠く、景色を見ていた
あぁ、そうだった。政宗が自分で父親を……



『後悔しても、遅いですよ。
政宗さん。』


政宗『っ!?
何がだよ、朝日』


『別に?何も無いですよ。
過ぎたことを後悔していては、その方に失礼なのではないかと思っただけです』



ふわりと微笑み、政宗を撫でた
辛かったね、悔しかったね、助けたかったね。
でも、それは政宗の父上も同じ気持ち



『前を向いて、生きてくれて、ありがとう。
政宗。』


政宗『父、上……?』


『ん?どうしました?』


政宗『いや、何でもねぇ。』



一瞬、此奴が父上にみえた。
くそ、男の癖に……。



政宗『さーて、城下の安全を見ながら
安土城まで帰るか。』


『それは良い案です!
見ながら帰りましょう!』



よかった、政宗が元気になって!
もう少し、政宗の力になれたらいいな!





何事もなく安土城へ着いた後、秀吉に見つかり
小1時間、説教をされた。
この時代では羊の刻やら、馬の刻やらあるらしいが、僕は知らないので現代と同じ感覚でいる。




秀吉『よって朝日には、明日俺から直々に稽古をつけてやる!!
此処へ来てから部屋にずっといるらしいからな!』


『はーい!稽古ですね。
準備をしておきます、お迎えよろしくお願いします!』



スッと立ち上がり、長い髪を揺らして立ち去った。
髪型が気になる?
そりゃ、沖田くんみたいなポニテだよ!



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