第3章 ここまでの出来事
朝日が広間を出ていったのをみて、
少し早めに食べ始めた
政宗『家康、そうやって沢山辛いものいれるんじゃねーよ。
本来の味がしなくなるだろ。』
家康『これくらいじゃないと、味がしないんですよ。
急いでるんで、また後にしてもらえないですか』
政宗『は?
お前、この後何もねぇだろ?』
家康『朝日、政宗さんのことを御先祖様って言ってる奴。
俺達が、つまり光秀さんが捕縛したときに腫れた頬がまだ痛むらしいんです』
政宗『でも彼奴、頬なんて腫れてる様子……』
家康『見逃していた。
女人の人に頼んで毎日冷やしていたらしいですよ』
政宗『そうか、意外と無理するんだな。
彼奴も。』
家康『そうですね、誰かさんと一緒で』
政宗『いーえーやーすー?
余計な事言ってると、朝餉も早く食べ終わらないんじゃないか?』
ぐりぐりと頭をぐしゃぐしゃにされた
政宗さんも何してくれてるの……
家康『ちょっ、やめてください。
いくら政宗さんでも、斬りますよ』
政宗『いつでも相手になってやるよ』
そういって政宗さんも広間からでた。
俺も朝餉食べ終わったし、朝日の頬にできた傷の薬作んないと……
家康『はぁ……、ほんと、面倒ばかり増やすんだから……。』
足早に俺も部屋へいった。