第13章 誰よりも強い、織田信長様
〜お風呂場にて〜
チャプッ……(水音)
『あー…。 足腰に染みるねぇ…。』
背中の傷も大分柔んできたなぁ。と
考えていたところ
秀吉『……様っ!!
俺が……を……しますっ!!!』
『(んー…? なーんか秀吉さんの声が聞こえる。)』
幻聴かと思い、聞いてみると。
信長『よい。
俺一人で済ませてくる。』
秀吉『ですがっ!もしものことがあってからはっ!』
信長『くどいぞ。』
秀吉『信長様っ!私も引けませぬ!』
信長『……。』
秀吉『……。』
『(あ、静かになった。)』
あ、今の話が僕の入ってるところじゃなくて
信長様専用のお風呂があるんだって。
そこでどうやら口論が…。
信長『好きにしろ。』
秀吉『は! 有難き幸せでございます!』
『(いや〜、忠誠心流石だなぁ。)』
あれが信長様のいう
"尽くす"ということなのかな?
まぁ、夕餉終わらせてから考えよう。
湯から上がり
脱衣場で蒼ちゃんが用意してくれた寝間着に着替え
そのまま広間に向かって行った。