• テキストサイズ

イケメン戦国 ー とおまわり ー

第2章 気づき


番頭がいなくなると、吉右衛門が話を続ける。

吉右衛門「北のネズミが巣に帰ったようですね。無駄な時間が長引かずようございました。」

光秀「ほう、もうお前の所にも届いたか。成る程、だから俺が今日来ると……まさか、今回の件はお前が動いていたか?」

吉右衛門「まさか、私はただの商人でございます。噂が届くのが、他の方よりも幾分か早いだけでございます。」

光秀「……そう言うことにしておこう。」

互いに眼を見る。深くは探りあわないように、互いを確認しあい、それぞれ笑みをこぼす。

「失礼します。」
時を図ったかのように、廊下から声がかかる。

吉右衛門「ひいろだね。お入り。」

/ 382ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp