第1章 はじまり
家康 「光秀さん…その話受けたんですね。」
光秀 「あぁ。」
家康は、少し呆れたように俺を見る。
秀吉 「お前、また何か企んでないだろうな。」
光秀 「いろは屋の主には、色々と世話になってるからな。それだけの事だ。」
秀吉は、何時ものように訝しげに。
政宗 「そういう事なら、俺の方が適任だろ。」
光秀 「……くくっ。残念だが吉右衛門は、年頃の娘をお前と一緒にするのは心配らしい。」
政宗は、思った通りの反応を。
政宗 「なっ! 俺を何だと思ってるんだ。」
家康 「まあ、それは一理あるかも……」
光秀 「ついでに、人たらしの秀吉も心配のようだ。」
秀吉 「はぁ? 吉右衛門はなんの心配をしてるんだ!」
政宗 「はっはっ、いいじゃねぇか秀吉。男として魅力があるってことだろ。」
三成 「みなさん。どなたも魅力的ですよ。もちろんことね 様も。」(にっこり)
ことね 「やだ/// 三成くんの笑顔の方が魅力的だよ。」
家康 「何だろう、三成とことね のやり取り……さっきも見た気がする……。」
ひとしきり皆で笑ったあと、家康がふと呟く。