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イケメン戦国 ー とおまわり ー

第9章 【番外編】触れる ~家康編~



指先から伝わる、ひいろの体温が、まだここにいればいいと言うように、俺の手に絡みつく。思った以上に温かく、柔かな感触が、ひいろが女であることを、伝えてくる。


わかってる……嫌いじゃない……
むしろ、それ以上に……



俺が映る潤んだ瞳が、疑問を持つように瞬きだす。


「家康様……?」


先程よりも、はっきりした声で、ひいろが俺の名を呼ぶ。ゆっくりと動く、その紅い唇に誘われている気がした。


「黙ってて………」





































気がつくと、ひいろの唇に自分の唇を重ねていた。










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