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【文豪ストレイドッグス】愚劣なる恋愛詩

第19章 【R18】Me & the rhythm(中原中也)


「…どうした?」

「…なんでもないです…。」

 私の反応を少しも見逃してくれない中也さんから目をそらし、私はその首に腕巻き付ける。

 布越しに擦り付けるように腰を動かすと、中也さんから艶やかな吐息が漏れた。

 その吐息だけで私からも声が零れ、中也さんは荒々しく上着を脱ぎ捨てる。

 たくましい体が目に入り、腹筋を指でなぞると、中也さんは私の腕をつかみ上げ、頭の上で拘束した。

「…っ、中也さん…っ。」

「そんな目で見んな。ちゃんと気持ちよくしてやるから。」

 そう言うと、彼は私の秘部に手を伸ばす。

「んっ…!」

 びくっ、と跳ねた私の体に、中也さんが満足げに笑った。

「一体何を期待してたんだァ?こんなに濡らしてよォ?」

「あっ…べつ、に、なにも…ひっ!」

 つぷん、と。

 骨ばった指が入れられると、一瞬視界が真っ白になった。

「あっ、やぁっ…!」

 指が中でうごめく度、私は腰を揺らして中也さんを求める。

「三本…いや、四本いけるか…?」

「ふっ…!」

 ずぶり、と突然増えた指の圧迫感に息が詰まる。

 けれど、バラバラに蠢き始めたそれに、私は思わず身をよじった。

「待って…っ、あっ、やぁっ…んっ!ちゅ、や、さん…あぁっ、あんっ…!」

「逃げんな…よ!」

 ぐいっと私の腰を抱き寄せ。

 ズブズブと入ってくる指に、私は悲鳴を上げる。

「無理…待って…!」

「ならもう本番いくかァ?」

「んんっ、あっ、やっ…!」

 チカチカと視界がくらむ。

 グチャグチャと水音が響き、羞恥心が最高まで上り詰める。

「あっ、あんっ、あっ…イッ、イック…!!」

 ビクッと。

 達しかけた、その瞬間だった。

「ひっ…あっ……あれ……?」

 快楽は遠ざかり、意識が戻る。

 何がなんだかわからずにいると、目の前で中也さんがニヤリと笑った。

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