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【文豪ストレイドッグス】愚劣なる恋愛詩

第15章 【R18】Body moves(中島敦)


「ふっ、んんっ、あっ…やぁっ…!」

 ズン、と奥を突く度に彼女は身をよじり、僕を引きちぎらんばかりに締め付ける。

「くっ…あっつ…!」

 熱のせいか、単に興奮しているのか。

 熱い体を抱きしめ、彼女の上に被さると、シーツをつかんで嬌声をあげる。

「やっ、らめ…ぇっ、あんっ…。」

 いつもより感度がいい彼女は、もう何回達しただろう?

 僕の名前を呼びながら、何度も震え、何度も僕にすがりついた。

 かく言う僕も、もうすぐゴムのストックがなくなるくらい夢中で彼女を抱いては果てている。

「深愛っ…!」

 思わず名前を呼べば、彼女と目があった。

「あつ、し…!」

 ぎゅっと締め付けて僕を呼んだ彼女が、喘ぎ声に合わせて、僕の下で腰を揺らす。

「ひっ、あっ…ぅうん…っ!やっ、あっ、イく…っ!」

「もう…ちょっと…もうちょっと…まって…!」

「んんっ、あっ、む、りぃ…!」

 びくんっ、と震え、彼女が達する。

 途端にしまった中に僕は入り込むと、まだ震えたままの彼女を攻め立てる。

「~~~~~っ!!」

「くっ、ぅ…っ、はぁっ…!」

 声も出せない彼女の中に、薄い皮膜越しの欲を吐き出すと、僕は体の力が抜けて彼女に覆い被さる。

 荒い呼吸が重なり、僕は彼女に口づける。

 そのまま気を失うように眠ってしまった彼女を抱きしめ、僕は幸せの余韻に酔いしれた。
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