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【文豪ストレイドッグス】愚劣なる恋愛詩

第24章 100 letters(太宰治)


 君の手はミダス王の手だ。

 触れたところから、私を黄金に変えてしまう。

 暇な時に刺激を求めるだけの関係でもなかったし。

 欲望の捌け口ってわけでもなかった。

 ただただ、その関係が汚く不安定だっただけで。

 惨めったらしく「行かないでくれ」って懇願するよ。

 そうしたら、君は「もう遅いよ」って言うのかな。
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