rain of jealous【黒バス/ナッシュ】
第1章 rain of jealous
「・・っふ・・んん・・ナッシュ・・・、や、め・・・ソファ、・・汚れ・・・」
「ん・・・」
「!ひや・・・、ぁ・・ん、あ・・ッ・・・あっ・・」
会わない日もある。
連絡ひとつ交わさない日もある。
何をしているのかと思う時間が増えて、気が付けば携帯を手に取り、呼び出し、その身体を気持ちが満たされるまで抱いていた。
嫌だ嫌だと泣き喚く、そのくせベッドの中では好き好んで溺れにくる。
いつしかそれがやみつきになって、自分から懇願することだってあったくせに。
それでも頑なに拒む姿勢だけは毎回、義務のように見せつけてくる。
「あ・・ん・・ぁ・・・っ、あ・・」
今となっては、名無しがどんな気持ちで此処に訪れ、もどかしそうに想いをひた隠しているかなんて、ナッシュにとっては探るまでもないことだった。
そんなもの、ベッドに入ればすぐに分かったのだから――。
「上等だな・・・バレたら困る・・・?ハンッ・・・、――いっそ開き直っちまえよ・・・そうすりゃ楽だぜ」
「ッ・・・・や、・・ぁ・・・」
「――彼女じゃないだと?・・・ふざけるな・・」
「ッ・・・?え・・、・・・何て・・・、言・・っ!!ひ・・・」
「シャワーの下でも・・このソファでも・・、・・・ん・・そのベッドでも・・いやらしく喘ぐ女は一人しかいねえんだよ」
「―――ッ・・あ・・、!ぁ・・・・ッ」
ナッシュはその場で姿勢を低くして、嫌がる名無しの下肢をぐっと掴み、ただひたすら陰部を弄んだ。
強すぎた刺激ゆえ、思わず宙に浮いてしまった細く伸びた足。
名無しは、それを彼の肩に乗せる他なく、ぴんとさせたつま先をゆらゆらと動かした。
激しく舌を動かされて陰核は勃起し、膝や腿、鼠蹊部には指を滑らされる。
何度も腰をひくひくとさせる名無しは、快感のあまりナッシュの頭に手を伸ばし、彼の髪や耳元をぎゅっと掴んだ。
いくら気持ちが好くても、ソファが汚れるからと必死に行為をやめさせようとも、ナッシュは聞く耳を持とうとはしなかった。