第8章 長兄は何かと大変なの!
「うっっ!!なみえ!?そ、それは…」
『愛しい誰だっけ?そんな大切な人がいるのに、できちゃうスキンシップだよ?たいした事じゃないんだよね?ダメなんて言わないよね~?』
なみえちゃん?何を言ってんだ?カラ松?お前も何を焦ってんだ?なんだ?この二人…何かあったんだろうね。
「トド松~?兄ちゃんちょーっとカラ松に話あるからさぁ、席外してくんね?」
「はぁ?なんで?」
「長兄同士の話し合いだ、いいから上行ってろ」
「もう!わかったよ」
ジロリと睨んだらビクッとして居間から出ていった、ごめんなトド松…、もしかしたら聞かせらんない話かもしれないからな…。
「に、兄さん…」
「さてと、カラ松ぅ?何となくだけどお兄ちゃん察しちゃったんだけど、いいから全部洗いざらい話せ、なんならなみえちゃんに聞いてもいいんだぞ?同じ事する気満々だからなぁ?やってもらってもいいんだぜ?そのスキンシップとやらをなぁ?」
「くっ………わかった……――――――――――――――」
まぁ…カラ松の話でだいたいの事はわかった、いやはや俺の感想言わせてもらえば、この子の裸見て理性保ててたってのが凄いわ~、兄ちゃん素直に感心したわ、けどなぁ、パイズリからのフェラとか羨ましいっ!!このバカラ松!!
「なみえちゃん、カラ松の話に間違いはない?」
『うん、間違いないよ…』
さてと…うーんどうしようかね?カラ松はなみえちゃんが確実に好きだ、でなかったらあそこまでな独占欲を見せる事は滅多にない、そして何を置いても俺達兄弟が大好きだ、勿論俺もだし…弟達を手放す気はさらさらない、そして俺達は誰か一人でも横並びから逸脱しようとするならば引きずり落とすクズだ。
俺はこのモラトリアムを維持できるなら…なみえちゃんには悪いけどさ…俺の箱庭を守る為に利用させてもらうよ…勿論、彼女も逃がす気はまったくない。
「なぁ…なみえちゃん、カラ松の事好きなのは俺にもわかるよ?それは別にしてさぁ、俺達の事はどう?好いてくれてる?」
『ん?お兄ちゃん達の事?、好きだよ、カラ松お兄ちゃんが一番好きだけど、お兄ちゃん達みんな大好き!』
「ん、いい返事だね♪んで、カラ松?お前はなみえちゃんも好きだけど兄弟も大事…これは間違いないよな?」