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【おそ松さん】この恋心を受けとめて

第6章 天然?カラ松ガール?別にいいんじゃね?


皆と揃えたのか、トド松もツナギに着替えていた、各々銭湯道具をもち家の前に揃ったところでおそ松がテンション高く声をあげる。

「よーし!!じゃあ行くぞ!!しゅっぱぁーつ♪」

楽しみだと言わんばかりにツインテールを揺らしてご機嫌に歩くなみえの背中には、エナメルっぽい素材の黒猫の顔型を模した、簡単な作りの ナップサックが背負われている。

「へぇ……可愛いいな」

「なぁに?一松兄さん、あーあれ♪可愛いいよね☆」

皆がワイワイと賑やかに、前をおそ松、チョロ松、その後ろをなみえを挟むように十四松、カラ松、そしてその後ろを歩く一松がボソッっと呟く、隣を歩くトド松が視線の先を見て同意する。

「ねぇ、兄さん達今日ずっとなみえちゃんと一緒にいたんでしょ?どうだったの?」

「……べ、別に…飯旨かったし、たぶん猫好き…だと思う、でも…おれ途中で猫達のとこ行ったし////」

「いいなぁ、ボクも食べたかった~!!てか…なんで顔赤いの!?」

「なんでもないよ…」

「ふ~ん…ま、いいけどね~♪明日はボクも用事ないし、なみえちゃんと遊べるかなぁ?もっと仲良くなりたいよね~♪」

「……そうだね」

『一松お兄ちゃん!トド松お兄ちゃん!置いてかれちゃうよーっ!!』

いつのまにか距離がひらいていた二人に気付いたなみえが振り返って早く早くと急かす。

「フフッ♪あんなにはしゃいじゃって、可愛いよね~♪ほら、呼んでるから早く行こっ!一松兄さん」

銭湯は松野家からはそれほど離れているわけではないので、程なく到着した。

『わぁ♪ここが銭湯!?なんか趣があっていい感じだね!』

早く入りたくて仕方がないのだろう、ワクワクした顔でなみえが感嘆の声をあげる、銭湯の入り口から入ると番台に料金を払い、おそ松がなみえに声をかける。

「あーそうそう忘れるとこだった、風呂からあがる時は男湯から一応声掛けるけどそれでいい?」

『はーい、了解♪じゃあ、また後でね』

ご機嫌に女湯に入って行くなみえを見送ると、おそ松も先に行った弟達の後を追い男湯へ入る。

「あー…極楽だね~」

「フッ…まさに心も身体も穢れから解き放たれパ「はい、あがるよ」…えっ?」

「なみえちゃーんっっ!!!こっちあがるよーっっ!!」
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