第5章 素敵な松のお兄ちゃん達
お兄ちゃん達の食べるスピードは早い、もう空になってる、小皿に選り分けたサラダとスープだけでもお腹いっぱいになるのに、私のオムライスは半分以上残ってる…やっちゃったなぁ…自分の分は小量にしとくんだった。
私は隣のカラ松お兄ちゃんの腕をツンツンしてお願いした、作った手前自分が残すとかカッコ悪い…。
『カラ松お兄ちゃん、自分の食べる量、間違えたの…手伝って…』
「フッ…そういえばなみえは少食だったな、良いぞ手伝おう 」
そう言ってくれたので安心してスプーンに掬ってお兄ちゃんの口に持っていく。
『はい、アーンして?』
パクっ、もぐもぐしてるお兄ちゃんやっぱり可愛いい♪
私も小量だけど掬って食べる、また、アーンしてもらおうとしたら、横から声が掛かる。
「なみえちゃん、俺も手伝うよ♪」
逆横に座るおそ松お兄ちゃんも助けてくれるみたい、やっぱり優しい。
「いいの?ありがとう!おそ松お兄ちゃん、はい、アーン♪」
「ぼぼぼ、僕も手伝うよ!!」
「おれも…」
「はいはーい!!ぼくもアーンして欲しい!!」
フフッ、なんだか雛に食べさせる親鳥になった気分♪
何度か同じように私も食べてお兄ちゃん達にアーンしてたら完食してた。
良かった~、お兄ちゃん達、皆気遣ってくれたのかな…優しい人達だなぁ。
『ありがとう、お兄ちゃん達♪お茶入れてくるね』
ごちそうさまをしてから片付けがてら、お茶でも入れようと立ち上がるとチョロ松お兄ちゃんに止められた。
「僕が入れてくるから、す、座ってなよ////」
「じゃあ、片付けはオレがやろう!」
カラ松お兄ちゃんも纏めたお皿を持っていく、私も残りの食器を持っていこうとしたらサッと十四松お兄ちゃんが持っていってしまった。
手持ちぶさたになってしまった。
『まぁ、あいつらがやりたがってんだから、ゆっくり座ってなって♪ちょっと膝枕借りるよ』
そう言いながら、私の膝に頭をのせた、本当にスキンシップの多い人だなあ。
『フフッ、もうおそ松お兄ちゃんたら、すぐ寝たら牛になっちゃうよ~?』
ふと、見ると一松お兄ちゃんは、また猫ちゃんと遊んでいた、可愛いいなぁ猫ちゃん、私も撫でたい。
私は無意識におそ松お兄ちゃんの頭を撫でていた。