第3章 妹?だけじゃないのよ?
私は何が起こっているのか分からなかった、あれ?胸に手が…モニュモニュ。
『ひゃう!!や…あ…んぅ』
「可愛い声出ちゃってるよぉ、感度良いねぇ♪」
おそ松お兄ちゃんが無駄にいい声で私の耳元で囁く、ぞくぞくする、何これ、お尻に何か固い物があたってる。
『んぁ…やめてぇおそ松お兄ちゃん…あ…やだぁ…何これ』
「いい加減にしろっ!!おそ松ぅぅっっ!!」
ゴヅンッッ!!!何かを叩く音がした後、私は解放され、すかさずカラ松お兄ちゃんに手を引かれて、守るように後ろに庇われた。
「覚悟は出来てるんだろうなぁ?おそ松ぅぅ!!」
「本当何やってんの!?このクズッッ!シコ松兄さんはまたトイレ!?」
「兄さん、さすがに引きマッスル」
「ヒヒッ…おれよりゴミだね」
「痛ってぇぇぇっっ!!!カラ松ぅお前また拳骨って!?やめてっっ!!もうしない、もうしないからぁ!!やぁめぇてぇぇぇ!!!!」
おそ松お兄ちゃんは皆に袋叩きにされていた、なんか可哀想になってきたので止めた。
『あっ、あの…お兄ちゃん達、私なら大丈夫だから、可哀想だからやめてあげて!!』
「もう、なみえちゃん、自分が何されたかわかってんの!?危機感なさすぎ!!」
「そうだぞ!!なみえ!こいつとは絶対二人きりになるな!」
「あぶないね!!」
「………やられるよ」
『え?あ、はい…気を付けます』
しゅん、とした私の頭をカラ松お兄ちゃんが撫でてくれた。
「気にするな、なみえは何も悪くないからな」
「あっ!!もうこんな時間!ボク明日約束があって、出掛ける予定があるからもう寝るよ、また明日ねなみえちゃん、おやすみ♪ほら、兄さん達も寝るよ!」
「あいあい、なみえちゃん、おやすみなさいっ!!」
「…おやすみ」
「十四松兄さん、このゴミも回収して~♪」
「てか、シコ松兄さんはまだトイレ!?どこまで童貞臭漂わせてんの!」
「はい、撤収~」
そう言うとカラ松お兄ちゃんを残して居間を出ていった。
「なみえ、お風呂はどうする?ダディ達が入った後時間たってるから、沸かしなおそうか?」
『あ、大丈夫、今日はシャワーだけにするね、カラ松お兄ちゃんもお風呂まだなんでしょ?なんなら、一緒に入る?なんて、冗談…よ?』