第12章 尾行ブラザーズ
A《お兄さんっていってもなみえの親戚のお兄さん、この子そのお兄さん一筋でね、話題もそればっかりなんだから》
モ《へー…そうなんだ…》
夢《もう、A子ったら♪今すっごく楽しいよ、幸せすぎてどうかなっちゃいそう、でねでね、カラ松お兄ちゃんは次男なんだけど、兄弟の五人のお兄ちゃん達もすっごく素敵なんだよ♪》
A《始まった、なみえのお兄ちゃん自慢、こうなると長いわよ♪けどなみえ?カラ松お兄さんてそんなに兄弟いたの?法事で来てた時にチラッと見ただけだけど一人だけだったよね?かなりイケメンだったから覚えてるわよ》
モ《A子は見た事あるんだ?》
A《私の家はなみえの一族の分家だからね、分家っていってもかなり遠い親戚筋だから挨拶程度でしか顔出さないの》
モ《ふーん…》
A《それで?カラ松お兄さん以外のその五人のお兄さんとも一緒に住んでんの?》
夢《そうだよ♪皆優しいし素敵だし格好いいし、毎日がもう楽しくってしょうがないの♪それでね―――(ry 》
「おいおい////この自慢話いつまで続くんだよ…」
「フッ…あそこまでほめられると恥ずかしいな////」
「ほとんど僕達の事だね////」
「それもかなり美化されてるね……////」
「楽しそうに喋ってるよね、キラキラしてるっ!////」
「ボクの事もお洒落なお兄ちゃんだって♪なみえちゃんだって可愛いし綺麗だからね////」
なみえの会話は殆んどが六人の事だった、聞いてる方が恥ずかしくなるほどベタ褒めなのだ、皆顔が赤くなる。
A《ちょっとなみえストップ!私達置いてきぼりっ!あんたのお兄さん達がどんだけ素晴らしいのかわかったけどさ、六人兄弟なら一番下のお兄さんは?私達と同じ年齢ぐらい?》
夢《あれ?言わなかったっけ?お兄ちゃん達は六つ子だよ?》
A《マジでっ!?あのイケメン顔が後5つもあるのっ!!?何それすっごい羨ましいんだけど!》
モ《おい…A子、俺がいる前でそれは酷くない?》
A《あぁ、ごめんねモブ男、でもさ、なみえのとこのカラ松お兄さんて本当すっごいイケメンなんだよね、そんなイケメンが後五人もいるとか聞いたらさぁ誰でも腰が浮いちゃうよ~?》
六つ子の事で盛り上がるなみえとA子にモブ男が地雷を踏んだ。