第5章 No.4 ちょっとだけ。
八百万さん対、常闇くん。
結果は、常闇くんの勝利。
八百万さんが色々と常闇くん対策に“創造”で武器なり盾なりを創って準備してたんだけど、それを使わせる前に常闇くんが“黒影”で制して・・・常闇くんの勝利。
・・・ふむ、と言う事は2回戦の相手は常闇くんか。
次の試合の切島くんは、既に控え室に向かってる。
数分後、常闇くんと八百万さんが観覧席に戻って来る。その後ろには、芦戸さんも居る。
零无「常闇くんと八百万さんお疲れー。
んでもって芦戸さんおかえりー」
芦戸「うん、ただいま!
いやー、零无ってやっぱ強いね!」
上鳴「その強え神和と戦うのが強え常闇だろ?
どっち勝つんだろな!」
耳郎「かなり迷うけど私は零无かな。
どっちも強いけど・・・ここはもう、ここまできたら零无に優勝して欲しい感じ!」
蛙吹「私も神和ちゃんに一票ね。
同じ女子として頑張って欲しいわ」
零无「おーう、なんか期待値高いんだね私って」
砂藤「俺は常闇だな!」
青山「僕も常闇くんに一票かな」
常闇「ふ・・・神和が相手となると一筋縄ではいかないだろうな」
八百万「常闇さん対神和さん・・・どちらもかなりの実力者に違いはありませんわ。
負けた私としては、常闇さんですわ」
零无「あ、切島くんの試合始まった。
・・・てか、あれ?
そう言えば、緑谷くんと麗日さん・・・それに飯田くんは?」
切島くん対鉄哲くんの試合が始まった中、ふとあの3人が居ない事に気づく。
緑谷くんのいつものブツブツ言う癖(と言うかもはや趣味)が聞こえてこないなーと思えば、飯田くんと麗日さんも居ないみたいだ。
蛙吹「多分、控え室じゃないかしら。
次の試合、お茶子ちゃんの対戦相手・・・」
零无「あー・・・爆豪くんだっけ」
マイク『激しいバトルになってきたぜ!!
“硬化”対“スティール”!
“個性”ダダ被りだけどこりゃ激アツな試合じゃねえの!?』
マイク先生の騒がしい実況が続く中、私は私で切島くん達の試合を見ていた。