第5章 No.4 ちょっとだけ。
零无「ふぁ?
ふぉーへんふぁっふぇん?」もぐもぐ)
昼休憩なう。
尾白くんと別れてから、私は耳郎さんと八百万さんと一緒に昼食を摂っていた。
2人曰く、上鳴くんと峰田くんから「午後は女子全員チアの恰好で応援合戦しなきゃいけない」「相澤先生からの言伝」らしい。
・・・なーんか、と言うか十中八九嘘だと思うけど・・・まーいっか。
零无「へふぉ、・・・んぐ。(ゴクン)
衣装とか無くない?」
八百万「私の“個性”で、女子全員の衣装を出しますわ」
耳郎「サイズぴったりの創るから、これ食べたら更衣室行くわよ」
零无「んー、りょ」
と言う事で、昼食を終えた私達1-Aの女子は更衣室に向かった。
それぞれのサイズを測って、八百万さんの“個性”で衣装を出してもらう。
耳郎「・・・本当、発育の暴力ね・・・」
零无「みんなあるよねー」
葉隠「そうかなー?」
芦戸「てか、零无って細いよねー!」
零无「え?そう?」
耳郎「・・・改めて言われてみればそうね。
胸は・・・私と同じくらいなのに・・・腕とか足とか無駄な贅肉無いわ」
蛙吹「と言うか、零无ちゃん軽すぎじゃないかしら?
ちゃんと食べてるの?」
零无「んー・・・一応食べすぎないようにはしてるけど」
麗日「えええ、でもさっき素麺しか食べてへんかったよね?
足りたん?」
零无「足りたよー。
まあ、他のみんなよりは少食かも」
耳郎「・・・あんたの食生活が不安になるわ」
零无「はは、特別低血圧でもないし大丈夫だよー。
・・・・・・ん、しょっと・・・。
よし、着替え終わったよー」
蛙吹「それじゃ、会場に向かいましょ」
芦戸「レクリエーション種目やってからの最終種目だよな!」
衣装に着替えて、ポンポンを持って私達1-A女子はスタジアム会場に向かった。
葉隠「上位4組からだから、A組からは結構出るよね!
女子は百ちゃんとお茶子ちゃんと三奈ちゃん、それに零无ちゃんまで!」
八百万「零无さん、もしも当たったら負けませんわよ!」
零无「燃えてるねー、私も負けないけど」
さあ、本戦まであと少し。