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無気力グリリング【僕アカ】

第4章 No.3 おなじだけどちがう。


マイク『・・・っつーか!!!』

零无「え、緑谷くん・・・?」

マイク『抜いたあああああー!!!』




仮想“敵”の装甲みたいなのに乗っかって、緑谷くんが爆風に押されて一気に私達に追いつく。

そして、私達の上を放物線的に落下していく。


やば。急ご。




爆豪「デクぁ!!!!!」

緑谷「!!!」

爆豪「俺の前を、行くんじゃねえ!!!」

零无「いや競走なんだし追い抜き追い抜かれはするでしょ・・・っ」

轟「(後続に道作っちまうが・・・)
後ろ気にしてる場合じゃねえ・・・!」


パキィ


先頭が緑谷くんになった事で、自然と私達3人は引っ張り合うのをやめて一斉に駆け出した。


ダッ



マイク『元・先頭の3人、足の引っ張り合いを止め緑谷を追う!
共通の敵が現れれば人は争いを止める!!
争いはなくならないがな!』

相澤『何言ってんだお前』




実況からプチコントみたいのが聴こえるのを流して、私は一歩でも前に出ようと走った。

先頭は緑谷くん、その一歩手前で私達3人が並んでる。

・・・いや。違う。
少しだけど緑谷くんが失速してる・・・?
そりゃそうか、飛行してるんじゃなくて爆風を利用してただけなんだから。いずれは落ちる。


ワープしようとしたら多分邪魔される・・・。
・・・・・・てか、なんか忘れてるよーな・・・。




緑谷「(くっそ!!ダメだ!放すな!
この3人の前に出られた一瞬のチャンス!!
掴んで放すな!!!
追い越し無理なら──・・・抜かれちゃダメだ!!)」

3人「「!!」」




振り下ろされる装甲。

え、ちょ・・・?


ドッ

カチカチカチカチ



ボオオン!!!!


ビィン・・・っ!!!


零无「、っうわ・・・!」




両手足のミューズのリボンが、音に反応して光った。

あ、ミューズまだ消してなかったの忘れてた。
反射的に、防御本能が働く。


ちょ、それ割とキツい・・・!

と、思ってる矢先にミューズが音を反射する。
反射するって事は・・・・・・。




零无「う、げっ・・・」


ぐんっ



身体が、思い切り押し出された。

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