第3章 No.2 器物損壊・個人情報盗難・不法侵入
けど、オールマイト先生・・・。
零无「(いつも私達を安心させる為に笑顔なのに、余裕が無い・・・?)」
死柄木「待ったよヒーロー。
社会のごみめ」
それからはあっと言う間だった。
入口から飛び降りたと思えば、スカカカン!!と雑魚達を次々と一撃食らわせてK.O.。
一度しょーさんの所でしょーさんを回収して、そのまま私達の方へ猛スピードで駆け抜ける。
私も脳無から離れてオールマイト先生と合流した。
オール「皆、入口へ。
相澤くんを頼んだ。意識がない、早く!!」
峰田「え!?え!?あれ!?
速ぇ・・・!!」
そう易々と逃がしてくれるはずも無いけど・・・。
・・・どうする、奴らの目的が揃ってる。
私はどう動くのが得策だ・・・!?
死柄木「ああああ・・・だめだ・・・ごめんなさい・・・!
お父さん・・・」
フラつきながら、顔面に付けてた手をス・・・と拾って息を吹きかけてからまた顔面に付け直す死柄木。
・・・お父さん・・・?
死柄木「救けるついでに殴られた・・・ははは、国家公認の暴力だ。さすがに速いや。目で追えない、けれど思った程じゃない。
やはり本当だったのかな・・・?
弱ってるって話・・・・・・・・・」
零无「(弱ってる・・・?)」
緑谷「オールマイト、だめです!!
あの脳ミソ“敵”!!
ワン・・・っ、僕の腕がおれないくらいの力だけど、ビクともしなかった!!きっとあいつ・・・」
零无「(ワン・・・・・・??)」
オール「緑谷少年。
大丈夫」ニカ)
心配無用とでも言いたいのか、オールマイト先生は笑った。
確かにオールマイト先生に任せれば大丈夫・・・に、思えるけど・・・。
零无「オールマイト先生。
あの脳無って“敵”、右腕はすぐ取れると思うので」
オール「?・・・うむ、ありがとう神和少女!」
ダッ
私にお礼を言って、オールマイト先生は奴らに向かって行く。
オール「CAROLINA・・・」
死柄木「脳無」
オール「SMASH!!」
やっぱり効いてない。
けど・・・。
ブン
スパ・・・