第3章 No.2 器物損壊・個人情報盗難・不法侵入
オールマイト先生を殺す事と、私を・・・・・・連行・・・??
て事はやっぱり、私の情報を盗んでったのってコイツら・・・?
13号「・・・残念。
今日は神和さんは体調不良で欠席ですよ」
轟「!・・・ああ、本人も居ないのを知らないで連行するとは・・・よく言えたもんだな」
零无「(・・・!
そっか、コイツは今私“と言う生徒”って言った・・・。て事は、まだ顔は解ってない)」
「・・・・・・そうですか、それは残念。
しかし本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ・・・何か変更があったのでしょうか?
まぁ・・・それとは関係なく・・・」ユラァ〜)
13号「!」
「私の役目はこれ」
多分13号先生が“個性”を使おうとしてるんだろう。
スーツの人差し指をポコッと開く。
再び広がり始めるモヤ。
それを見てすかさず動く二つの影。
ザッ
SKLIT!
BOOOOM!
切島「その前に俺達にやられる事は、考えてなかったか!?」
切島くん。そして爆豪くん。
・・・いや、ダメだ。
このモヤ“敵”・・・!
「危ない危ない・・・・・・・・・。
そう・・・生徒と言えど、優秀な金の卵」ユラ・・・)
13号「ダメだどきなさい、二人とも!」
ズア
「散らして、嫐(なぶ)り・・・殺す」
あっと言う間に広がるモヤ。
なんとも物騒な物言い・・・。
チッ・・・やれるか解んないけど、やれるだけ・・・。
零无「・・・属性召喚・ヘメ・・・!」
「・・・」
零无「(ッ・・・コイツ・・・!)」
しまった。
相手にバレない程度に13号先生と轟くんがモヤ“敵”の視界から隠してくれたのがバレたのか、それとも私の今の行動が裏目に出たのか・・・。
どっちにしろ、多分私が“敵”連合が目的とする1人だとバレた。
ちくしょ、1枚上手(うわて)って訳か・・・。
モヤを避けようと飛びのけてた轟くんと目が合う。
轟くんが手を伸ばしてくれてたのに、その手を掴むこと無く私は視界が真っ暗になった。
緑谷くんが、「皆!!」と叫んだ声だけが耳に谺(こだま)した。